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新村 信雄*; 峯崎 善章; 安宅 光雄*; 曽良 達*
Journal of Crystal Growth, 137, p.671 - 675, 1994/00
被引用回数:32 パーセンタイル:94.23(Crystallography)生体物質の生理機能は、三次元構造を形成して発揮される。生体物質の三次元立体構造を決定する最もすぐれた手法は、X線及び中性子による単結晶構造解析である。但し、そのためには単結晶を作製する必要があるが、生体物質の単結晶成長はその成長機構がわかっておらず、手探りで行われている。本論文は、タンパク質リゾチームの単結晶成長初期過程を、中性子小角散乱により原子・分子レベルで観察しながら、その成長メカニズムを解明しようとするものである。シリコン等の無機物質の結晶成長の類推から、生体物質も、単結晶成長は、ある結晶核が発生し、一分子ずつ附加して生長して行くと考えられているが、本研究によると、生体物質は、そのようなプロセスを経ていないことが判った。むしろ4~6ヶの分子が凝集した状態が単位になっている。